物価高が再び加速している。昨年12月の消費者物価指数(2020年=100)は、値動きの大きい生鮮食品をのぞいた総合指数が109.6となり、前年同月より3.0%上がった。3%台の伸び率は1年4カ月ぶりだ。生鮮食品もふくめると3.6%上昇し、さらに伸びが際立つ。身近な食べものの高騰が収まっていない。
総務省が24日に発表した。生鮮食品をのぞいた総合指数の上昇は、これで3年4カ月連続となった。伸び率も2カ月続けて前月より拡大し、日本銀行が目標にする「2%」との隔たりも広がった。
物価高が加速した要因は、おもに二つある。
一つは、電気・ガス料金の高…